■高血圧の食事療法 Q&A  (2000/2/22)

 

高血圧は、ほとんど自覚症状のないままに血管や心臓に負担がかかり、やがて突然に脳卒中や心臓病を引き起こす原因になる場合があります。血圧が高いと言われたら、塩分の取り過ぎ、肥満、アルコールの飲みすぎ、ストレス解消などに注意しましょう。

ところで、高血圧に食事療法は、絶対に忘れてはなりませんが、その際 「はて? この場合これでいいのだろうか」 と気になる事はありませんか? 疑問に思われる代表的な例をお答えしていきます。

Q1 塩分控えめの表示のある食品なら安心?

「減塩」 の表示は食塩が普通の製品の2分の1以下である事という決まりがありますが、「薄味」 「甘塩」 「塩分控え目」 の表示には基準がまったく定められていません。塩分量が普通の食品と変わらないものもたまに見受けられます。塩分の量を自分で確かめることが大切です。

Q2 アルコールは血圧を下げると本にかいてありましたが本当でしょうか?

答:お酒を飲むとアルコールの作用で血管が拡がり、血圧が下がります。でもそれは一時的なことで、毎日、それも量が多いほど、高血圧になるという報告があります。飲みすぎは禁物ですよ。また、血圧にいいアルコールなんてありません。種類に関係なく、含まれるアルコールの量が問題なのです。

Q3 しらす干しは湯通しすれば、塩分がとれるので食べても良い?

答:しらす干しなどの乾物の塩分は、中までしみ込んでいて湯につけたくらいでは表面の塩がとれる程度です。しらす干しは、10g中に約1gの塩分を含んでおり食べるにしても少量にしておきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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