■ビタミンの話題−T (2004/9/27)
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今回は、生活の知恵という訳ではありませんが、ビタミンの話題をお届けします。
これから少しずつ寒さに向かい、風邪シーズンを迎えます。また、読書の秋、目は疲れませんか?そして食欲の秋、甘いものが好きという方も多いはず。そんな時、どんなビタミンを摂るといいの?
★ かぜ
かぜの原因の9割はウイルスによるもの。体内に侵入したウイルスに対抗するのは免疫効果のある「インターフェロン」と言う物質なのです。このインターフェロンの分泌を助ける働きがあるのがビタミンCです。鼻やのどの粘膜強化には、ビタミンA。ビタミンEは低下している免疫機能を高める作用があります。
★ 目の疲れ
目の網膜には、ロドプシンと言う色素があります。このロドプシンが、目がよく見えるために作用するとき、ビタミンAが必要なのです。また、目は神経組織の一つなので、ビタミンB群も忘れずに補いましょう。
★ 甘いものが好き
糖分の代謝に不可欠なのは、ビタミンB1。血液中の糖分を下げるために負担がかかっている膵臓には、ビタミンEとCが大切です。また、インスタント食品などのバランスの悪い栄養状態で発生し易くなっている活性酸素には、抗酸化作用のビタミンEとCがやはり必要です。十分に摂りましょう。
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薬剤師 高橋善三 高橋美和
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