冬は花の少ない季節だけにポインセチアやシクラメンは大切に育てたいものです。
また、寒さや霜に弱い草花の対策もご紹介いたします。
★ ポインセチアを長く楽しむ
クリスマスの花として人気のあるポインセチアは寒さに強いと思われがちですが、もともとは熱帯の植物です。適温は15度で最低10度以上の温度を保ってあげないと葉が落ちてしまいます。
夜の冷え込みなどから守るには段ボール箱をかぶせましょう。これだけでも温度の低下を防げます。また、大切なことは冬の光に当てないこと。特有の赤い葉の色が出ないのです。その意味でもポインセチアを長く楽しむには、夜、段ボールをかぶせるわけです。
★ シクラメンを長く咲かせる
シクラメンは、冬の鉢植えの女王。長持ちさせるポイントは置く場所と温度。日中ガラス越しに日の当たる所に置くのが最適です。また、温室草ですが暖房の効いた部屋は禁物で、むしろ夜間凍らない程度の方が長持ちします。
水は、鉢土の表面が乾き始めたらたっぷりと与えます。この時、葉や花をぬらさないように根元にかけましょう。肥料は、月に2〜3回植物栄養液体肥料を与えます。
5月以降は花茎ごと抜き取り、外の涼しい木陰において水だけやれば、冬にはまた美しい花を咲かせてくれます。
★ 草花の越冬用ビニールトンネル
寒さや霜に弱い草花を守る冬越し用ビニールトンネルの作り方です。
市販されているロッドまたは割り竹を支柱として使い適当な間隔に半円状に突き刺します。両端は強度を増すために支柱を2本交差させて使いましょう。それぞれの支柱の頂点を結んで紐を一本通しておきましょう。
この骨組みの上から少し厚めの透明ビニールをかけます。ただ、このままですと日中は蒸れやすくなりますので、ビニールにいくつか穴をあけておくと霜から守ってくれる上に蒸れる事もなく春にたくさん花を咲かせてくれるでしょう。
|