しみの原因はたくさんあり、それぞれにしみの抜き方も違います。 今回で第3回ですが、一応今回で「しみ抜きシリーズ」は終了します。
@ 茶しぶのしみには酢かレモン
紅茶や日本茶などの茶しぶは、衣類についてから時間がたつと、落ちにくくなりやっかいです。
なるべく早めに酢かレモン汁をしみの上に少量落とし、濡れタオルで叩くか、水で洗いましょう。
なお、茶しぶのしみにドライクリーニングは禁物ですのでクリーニング屋さんには「茶しぶのしみ」であると、はっきり伝えましょう。
A 朱肉のしみには除光液で
朱肉のしみには歯ブラシ又は綿棒に除光液をつけて、しみの部分をやさしく叩きます。 (アセテート、トリアセテートの衣類にはこの方法は使えません)
除光液がない場合は、クレンジングオイルでも代用できます。その後、軽く水ですすいでから通常の洗濯をします。
B しみは水溶性・油性・不溶性かを見分けることが大切
しみには大きく分けて上記の3つのタイプがあります。 水溶性はコーヒー、油性はカレー、不溶性は泥はねなどです。 効果的にしみを落とすには、この違いを見分けることと、なるべく早く対処することが大事です。
ついたばかりのしみで液状なら、布を水でしぼって裏にあて布をして叩きます。べったりとしたしみなら、ティッシュでこすらずにつまみ取るのがポイントです。
なお、時間がたってからのしみは、光にかざしてくっきりしていたら水溶性、縦横ににじんで見えたら油性、不溶性はぼんやりと見えます。
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