■タバコが止められない、依存症かな?
「依存症」とは、快感・多幸感・精神的苦痛からの解放などを体験し、再度その快感を求めるために、その行動を繰り返す事をいいます。
依存する種類は、アルコールやタバコ、薬物、ギャンブル、ゲーム等さまざまで、生活に支障をきたすこともあります。
最近急増しているこの 「依存症」
ですが、なぜ、このような事が起こるのでしょうか。
私たちの脳内には多くの化学物質が存在してますが、依存症に深くかかわっているのが、「ドーパミン」という物質です。ドーパミンは、日常生活で気持ちいいと感じた時に、脳内で分泌される神経伝達物質です。ふつうは、この快感や興奮を抑える物質があり、その働きでバランスのとれた状態にあります。しかし、アルコールやタバコなどが続くと、快感や興奮を抑える物質が不足し、普通の人より快感を強く感じてしまいます。この快感や興奮が脳に記録され、「またあの快感・興奮を味わいたい」
と思うようになり、アルコールやタバコなどの依存行為を行ってしまうのです。
適度のアルコールは血液の循環や食欲増進に効果があります。しかし、タバコは百害あって一利なしです。脳梗塞や心臓病はもちろん、肺がん・歯茎の病気、皮膚や血管の老化を早めます。悪いのは解っていてもなかなか止めれませんね。
そこで、今大きなブームとなっているのが 「禁煙ガム・ニコレット」
です。このニコチン製剤のガムは、スウェーデン海軍の潜水艦乗組員が、航海中の禁煙に苦しんだ事から考案されたものです。
タバコを吸いたいと思った時に、1回1個をゆっくり噛みます。15回くらい噛むとピリッとした味を感じます。少し噛むのを休んでから、またゆっくり噛みます。約30分続けたら、ガムを捨てます。ヘビースモーカー方でも、1日10個位でタバコを吸いたい欲求は抑えられるはずです。しだいにこの欲求が少なくなって来たらガムの回数も減らします。1日1個から2個になったら、ガムを中止します。通常は3ヶ月以内が目標です。
もちろん、禁煙しようという決心が最初のスタートですね。詳しい事はいつでもご相談ください。