見た目は普通なのに、実は「隠れ肥満」という方が増えています。隠れ肥満とは、肝臓や胃・腸などの周りに脂肪が蓄積された状態で、脳卒中や心臓病などの大きな病気を引き起こすリスクが高いと言われています。
肥満の目安は、BMIで判定します。(左下を参照)25以下なら適正ですが、体重と身長だけでは、隠れ肥満は解りません。そこで、体脂肪率が大切です。40歳の男性では20%以上、女性では27%以上なら肥満と言えます。さらに、おへその周りの面積も重要です。体脂肪が、身体の表面に付いている皮下脂肪型の肥満は女性に多いタイプです。おへその周囲に脂肪が付く内臓肥満型は、中年以降の男性に多く、おへその周りの寸法が90センチ以上の方は、内臓肥満の可能性が高くなってきます。さて、あなたは大丈夫ですか?
脂肪は、体内にエネルギーを貯蔵する大切な役割を持っています。しかし、脂肪が過剰に蓄積されると、血液中のコレステロールや中性脂肪を増やし、心筋梗塞や脳梗塞などの病気を引き起こす原因になります。
また、脂肪組織は、エネルギーを貯める事はできても、エネルギーを燃やす事はできません。反対に筋肉組織は、動かさなくても常にエネルギーを消費しています。つまり、筋肉が多く、脂肪が少ない人はたくさん食べても肥りにくい体質と言えます。逆に、筋肉が少なくて脂肪の多い人は、ダイエットしても効果が上がらず、また、気温の変化にも適応できません。夏は暑さに弱く、冬は手足が冷たくて眠れない方は、脂肪の多いタイプに多いようです。
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@BMIが25以上は肥満
BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
A体脂肪率
男性は20%以上 女性は30%以上は肥満
B内臓脂肪
おへその回りが、90センチ以上は危険
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