人間の平熱は、35度5分と言われています。その体温が1度下がるだけで、身体の中は大きく変わってしまいます。ガン細胞が増殖するのに最適の体温は35度と言われています。ガンが発生しやすい部位は、消化器・肺などの外界と接している臓器、そして、卵巣・子宮など中が空洞になっていて冷えやすい臓器なのです。反対に、心臓・脾臓などの常に血液を送り出したり、作り出している臓器は、体温が高く、けっしてガンになりません。
また、体温が1度下がると発生しやすい症状は、風邪を引きやすい、ぜんそくやアトピー性皮膚炎などのアレルギー症状、糖尿病やリウマチなどの代謝疾患など、近年増えている症状です。これらは、体温の低下と密接に関係しているのです。
では、なぜ現代人の体温は下がってきたのでしょうか。身体の熱を産生する場所は、筋肉・肝臓・脳で、全体の60%を発生しています。つまり、その部位で熱が出にくい生活になっているのです。運動不足・ストレス・食生活・シャワー浴が大きな影響を与えています。
例えば、運動不足ですが、一日おきに30分歩くと、全身の筋肉が躍動し熱を産生します。体温が上昇し、汗が出て、新陳代謝が活発になり血圧も下がります。ところが毎日の仕事では、冷暖房のつけっぱなしで、座っている時間が多く、体温は下がる一方です。ストレスは、常に緊張した状態となり血液の流れが滞り、体温は低下します。また、食生活では、身体を冷やす食品を毎日食べています。ペットボトルに入った冷たい飲物をがぶ飲みする習慣は、数年前にはありませんでした。最後に入浴法ですが、若い方ほどシャワーだけで済まして、汗が出るほど湯船につかる習慣が薄れてきました。
低体温の方が、内臓を温めて体温を一度上げると、慢性の病気がどんどん良くなった例が数多く報告されています。
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▲水分の多い食べ物 |
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▲南方産の食べ物 |
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- バナナ
- パイナップル
- レモン
- メロン
- スイカ
- コーヒー
- カレー
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▲柔らかい食べ物 |
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▲生野菜 |
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