今年の春は、スギ花粉の大量飛散が予想されています。東京では、2月24日に本格的な飛散が確認されました。最高気温が16度を超えるとスギ花粉の本格的な飛散が始まります。山形では、4月に入ればかなりの量のスギ花粉が飛ぶでしょう。スギ花粉症で悩んでいる方は年々増えています。これらの症状は、日本でも戦前にはほとんど見られなかった症状で、現在でも発展途上国では少ない症状です。やはり先進国に多い文明病と言えます。では、なぜ先進国の仲間入りと花粉症は関係あるのでしょうか。それは、毎日の生活で身体に悪い習慣が増えて、身体の血流が低下します。また、自律神経が乱れて、副交感神経が優位になると、アレルギー反応は強く出ます。
●花粉症がひどくなる習慣とは、
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冷たい飲み物の取り過ぎ(冷蔵庫のなかった時代は、夏は井戸水より冷たい物はありませんでした。)ペットボトルで冷たい飲み物をガブガブ飲む習慣はここ数年前からですね。
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運動不足・不規則な食生活 車社会になり歩く時間が本当に少なくなりました。また、朝ご飯ぬきや、お昼の外食・深夜の夕食など、身体に良い訳がありません。
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過労・ストレス コンピューターに振り回される毎日、数字で評価が決まる世の中、ストレスが自分で感じる以上に貯まっています。
このような背景が先進国の生活であり、自律神経が乱れて花粉症が増える理由です。では、どうしたら花粉症は楽になるのでしょうか。まずは、自分の生活習慣を見直す事です。そして、自分で工夫できる事を探しましょう。それには、楽しくできる事でないと続きません。たとえば、ご自分のお好みのコップを購入し、冷たい飲み物は、そのコップ一杯と決めること。
あるいは、2日に1回、30分の時間を作って公園をお散歩する。デジカメを片手に、きれいなお花など撮っても楽しいですね。
つぎに、免疫力アップのお手伝いに効果がある漢方薬、身体を芯から温めると花粉症はぐっと楽になります。習慣の一つとして長く続けることがポイントです。