■サプリメントとお薬の飲み合わせ？

先日のＮＨＫの番組で、病院のお薬を飲んでいる方が、サプリメントを始めた事によって、症状が悪化してしまった例が放映されました。具体的には、「パーキンソン症候群」と言う病気で、長い間病院の治療を続け、安定した状態でしたが、通信販売でサプリメントを飲み始めました。すると、今まで治まっていた、手の震えがまた始ってしまったと言う内容です。

現在サプリメントは、多くの種類が発売されています。食事の不足している栄養素を補ったり、病院のお薬では治すことが難しい症状を改善する例も出ています。でも、まだなぜ効果があるのかは、情報を収集している段階です。一流のメーカーが開発したサプリメントは、きちんとした研究所でデータを蓄積しています。また、医療機関と共同で研究成果を学会で発表している例もあります。
病院のお薬とサプリメントの飲み合わせも、まだまだ例が少なくて情報を集めている段階です。

こんな例もありました。心療内科で、「うつ病」のお薬を服用している方が、セントジョーンズ・ワートと言う、リラックス効果があるハーブをいっしょに飲んだら、うつ病の薬が効かなくなってしまったと言うのです。その後、このハーブは、うつ病の薬と一緒に飲まないように指導が出るようになりました。

また、「ワーファリン」と言う、血液をさらさらにするお薬を飲んでいる方が、便秘のサプリメントである、「プランタゴアバタ」を服用したら、血液検査の値に変化が起こり、「ワーファリン」の服用量を増やさなければならなくなったと言う事も報告されています。なぜ、そのような血液検査の値になったかは、まだ、原因が解りません。

このように、病院のお薬とサプリメントの飲み合わせは、どんどん新しい情報が集められております。そこで、あしかが薬局では、安心してお薬とサプリメントを服用できるように、「メディック・ナビ」と言うソフトを導入しました。インターネット経由で、最新の情報を活用し、飲み合わせが大丈夫か瞬時に検索します。
どうぞ、お気軽にご相談ください。